0064

社会福祉法人の理事長の地位譲渡を巡る社会福祉法違反事件(判例+解説)

事件の概要:被告人は、社会福祉法人aの理事長として、その業務を執行し、理事会を招集するなどの職務に従事していた。令和3年6月8日から同月24日頃までの間、分離前相被告人Aから、被告人及びAの利益を図るため、所定の手続の履践にかかわらず、aの理事のうち3名をAの指定した人物に変更できるよう権限を行使してもらいたい旨の不正の請託を受けてこれを了承した。そして、Aとの間でその対価として、現金合計1億3400万円の収受の約束をし、同約束に基づき、同月29日に現金4400万円、同年7月26日に現金5000万円の供与をそれぞれ受けた。これにより、自己の職務に関し、不正の請託を受けて、財産上の利益の収受の約束をするとともに、財産上の利益を収受した。

ファイル形式:EPUB